事務職員のPower Automate Desktopやってみた~変数・日時編~
Power Automate Desktopにおける日時の変数の作り方について以下にまとめます。
- 0.【はじめに】日時の変数一覧
- 1.現在の日時
- 2.現在の日時(令和)
- 3.今月
- 4.先月
- 5.現在の日時(年度)
- 6.現在の日時(年度)(令和)
- 7.今月初め
- 8.今月初め(令和)
- 9.先月初め
- 10.先月初め(令和)
- 11.先月末
- 12.先月末(令和)
- 13.今年
- 14.今年(令和)
- 15.今年度
- 16.今年度(令和)
- 17.去年
- 18.去年(令和)
- 19.昨年度
- 20.昨年度(令和)
- 21.今年度(令和)(R付き)
- 22.今月(月付き)
- 23.先月(月付き)
- 24.今月初め(令和)(YMD)
- 25.先月初め(令和)(YMD)
0.【はじめに】日時の変数一覧
No. | 日時 | 例(2022/2/6の値) |
---|---|---|
1 | 現在の日時 | 2/6/2022 9:45:09 PM |
2 | 現在の日時(令和) | 2/6/0004 9:45:09 PM |
3 | 今月 | 2 |
4 | 先月 | 1 |
5 | 現在の日時(年度) | 2/6/2021 9:45:09 PM |
6 | 現在の日時(年度)(令和) | 2/6/0003 9:45:09 PM |
7 | 今月初め | 2022/2/1 |
8 | 今月初め(令和) | 4/2/1 |
9 | 先月初め | 2022/1/1 |
10 | 先月初め(令和) | 4/1/1 |
11 | 先月末 | 2022/1/31 |
12 | 先月末(令和) | 4/1/31 |
13 | 今年 | 2022 |
14 | 今年(令和) | 4 |
15 | 今年度 | 2021 |
16 | 今年度(令和) | 3 |
17 | 去年 | 2021 |
18 | 去年(令和) | 3 |
19 | 昨年度 | 2020 |
20 | 昨年度(令和) | 2 |
21 | 今年度(令和)(R付き) | R3 |
22 | 今月(月付き) | 2月 |
23 | 先月(月付き) | 1月 |
24 | 今月初め(令和)(Y.M.D) | 4.2.1 |
25 | 先月初め(令和)(Y.M.D) | 4.1.1 |
1.現在の日時
アクション『現在の日時を取得します』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
取 得:現在の日時
タイムゾーン:特定のタイムゾーン
国 / 地域 :Asia/Tokyo
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、デフォルトの『CurrentDateTime』を使用
フローに以下が追加される。
アクションを実行した日時を取得する。
2.現在の日時(令和)
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTime%(上記1で作成したもの)
加 算:-2018
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『CurrentDateTimereiwa』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『現在の日時』を取得する。
3.今月
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTime.Month%』を設定し、保存する。(『CurrentDateTime』は上記1で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『month』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今月』を取得する。
4.先月
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTime%(上記1で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:月
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetuDateTime』にする。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%sengetuDateTime.Month%』を設定し保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetu』にする。
フローは以下のとおりとなる。
アクションを実行した際の『先月』を取得する。
5.現在の日時(年度)
アクション『if』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
最初のオペランド :%month%(上記3で作成したもの)
演 算 子:以上である(>=)
2番目のオペランド:4
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTime%(上記1で作成したもの)
加 算:0
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『CurrentDateTimenendo』にする。
追加されたフローを先ほど作成した『if』と『End』の間に入れる。
同様に、アクション『if』を検索し、以下を設定する。
最初のオペランド :%month%(上記3で作成したもの)
演 算 子:以下である(<=)
2番目のオペランド:3
続けて、アクション『加算する日時』を検索し、以下を設定する。
日 時:%CurrentDateTime%(上記1で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、先程と同じ『CurrentDateTimenendo』にする。
先程のフローも含め、以下のとおりフローを並び替える。
アクションを実行した際の『現在の日時(年度)』を取得する。
6.現在の日時(年度)(令和)
アクション『if』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
最初のオペランド :%month%(上記3で作成したもの)
演 算 子:以上である(>=)
2番目のオペランド:4
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTimereiwa%(上記2で作成したもの)
加 算:0
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『CurrentDateTimenendoreiwa』にする。
追加されたフローを先ほど作成した『if』と『End』の間に入れる。
同様に、アクション『if』を検索し、以下を設定する。
最初のオペランド :%month%(上記3で作成したもの)
演 算 子:以下である(<=)
2番目のオペランド:3
続けて、アクション『加算する日時』を検索し、以下を設定する。
日 時:%CurrentDateTimereiwa%(上記2で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、先程と同じ『CurrentDateTimenendoreiwa』にする。
先程のフローも含め、以下のとおりフローを並び替える。
アクションを実行した際の『現在の日時(年度)(令和)』を取得する。
7.今月初め
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTime.Year%/%CurrentDateTime.Month%/1』を設定し、保存する。(『CurrentDateTime』は上記1で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『gessyobitext』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今月初め』を取得する。
8.今月初め(令和)
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTimereiwa.Year%/%CurrentDateTimereiwa.Month%/1』を設定し、保存する。(『CurrentDateTimereiwa』は上記2で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『gessyobireiwatext』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今月初め(令和)』を取得する。
9.先月初め
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%gessyobitext%(上記7で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:月
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetuhajimeDateTime』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%sengetuhajimeDateTime.Year%/%sengetuhajimeDateTime.Month%/1』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetuhajimetext』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した月を取得する。
10.先月初め(令和)
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%sengetuhajimeDateTime%(上記9で作成したもの)
加 算:-2018
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetuhajimereiwaDateTime』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%sengetuhajimereiwaDateTime.Year%/%sengetuhajimereiwaDateTime.Month%/1』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetuhajimereiwatext』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『先月初め(令和)』を取得する。
11.先月末
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%gessyobitext%(上記7で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:日
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetumatuDateTime』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%sengetumatuDateTime.Year%/%sengetumatuDateTime.Month%/%sengetumatuDateTime.Day%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetumatutext』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『先月末』を取得する。
12.先月末(令和)
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%sengetumatuDateTime%(上記11で作成したもの)
加 算:-2018
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetumatureiwaDateTime』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%sengetumatureiwaDateTime.Year%/%sengetumatureiwaDateTime.Month%/%sengetumatureiwaDateTime.Day%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetumatureiwatext』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『先月末(令和)』を取得する。
13.今年
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTime.Year%』を設定し、保存する。(『CurrentDateTime』は上記1で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『year』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今年』を取得する。
14.今年(令和)
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTimereiwa.Year%』を設定し、保存する。(『CurrentDateTimereiwa』は上記2で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『yearreiwa』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今年(令和)』を取得する。
15.今年度
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTimenendo.Year%』を設定し、保存する。(『CurrentDateTimenendo』は上記5で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『nendo』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今年度』を取得する。
16.今年度(令和)
アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%CurrentDateTimenendoreiwa.Year%』を設定し、保存する。(『CurrentDateTimenendoreiwa』は上記6で作成したもの)
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『nendoreiwa』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『今年度(令和)』を取得する。
17.去年
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTime%(上記1で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonenDateTime』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%kyonenDateTime.Year%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonen』にする。
フローに以下が追加される。
アクションを実行した際の『去年』を取得する。
18.去年(令和)
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTimereiwa%(上記2で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonenDateTimereiwa』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%kyonenDateTimereiwa.Year%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonenreiwa』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『去年(令和)』を取得する。
19.昨年度
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTimenendo%(上記5で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonenDateTimenendo』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%kyonenDateTimenendo.Year%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sakunendo』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『昨年度』を取得する。
20.昨年度(令和)
アクション『加算する日時』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
日 時:%CurrentDateTimenendoreiwa%(上記6で作成したもの)
加 算:-1
時間単位:年
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『kyonenDateTimenendoreiwa』にする。
フローに以下が追加される。
続けて、アクション『変数の設定』を検索し、ダブルクリックする。
宛先に『%kyonenDateTimenendoreiwa.Year%』を設定し、保存する。
※設定(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sakunendoreiwa』にする。
フローは以下のとおり。
アクションを実行した際の『昨年度(令和)』を取得する。
21.今年度(令和)(R付き)
アクション『数値をテキストに変換』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
変換する数値:%nendoreiwa%(上記16で作成したもの)
(『小数点以下の桁数』、『桁区切り記号を使う』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『nendoreiwatext』にする。
続けて、アクション『テキストの結合』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
結合するリストを指定:R%nendoreiwatext%
(『リスト項目を区切る区切り記号』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『Rnendoreiwatext』にする。
フローは以下のとおり
アクションを実行した際の『今年度(令和)(R付き)』を取得する。
22.今月(月付き)
アクション『数値をテキストに変換』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
変換する数値:%month%(上記3で作成したもの)
(『小数点以下の桁数』、『桁区切り記号を使う』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『monthtext』にする。
続けて、アクション『テキストの結合』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
結合するリストを指定:%monthtext%月
(『リスト項目を区切る区切り記号』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『monthgatutext』にする。
フローは以下のとおり
アクションを実行した際の『.今月(月付き)』を取得する。
23.先月(月付き)
アクション『数値をテキストに変換』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
変換する数値:%sengetu%(上記4で作成したもの)
(『小数点以下の桁数』、『桁区切り記号を使う』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetutext』にする。
続けて、アクション『テキストの結合』を検索し、ダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
結合するリストを指定:%sengetutext%月
(『リスト項目を区切る区切り記号』はそのまま)
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetugatutext』にする。
フローは以下のとおり
アクションを実行した際の『今月(月付き)』を取得する。
24.今月初め(令和)(YMD)
アクション『datetimeをテキストに変換』を検索しダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
変換するdatetime:%gessyobireiwatext%(上記8で作成したもの)
使 用 す る 形 式 :カスタム
カ ス タ ム 形 式 :y.M.d
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『%gessyobireiwaYMDtext』にする。
フローは以下のとおり
アクションを実行した際の『今月初め(令和)(YMD)』を取得する。
25.先月初め(令和)(YMD)
アクション『datetimeをテキストに変換』を検索しダブルクリックする。
以下を設定し、保存する。
変換するdatetime:%sengetuhajimereiwatext%(上記10で作成したもの)
使 用 す る 形 式 :カスタム
カ ス タ ム 形 式 :y.M.d
※生成された変数(変数の名前)は変更可能
ここでは、『sengetugessyobireiwaYMDtext』にする。
フローは以下のとおり
アクションを実行した際の『今月初め(令和)(YMD)』を取得する。